動作確認済み。本体のみ。 以下引用文 基本的なキャラクターは歪み始めた頃のMarshallサウンドが近いでしょうか。 チリチリして散って行くゲインではなく、しっかり中域に重心が鎮座しているのがVintage Marshallを知り尽くしたビルダーによる作品というのが分かります。 飽和し切った空気感のないサウンドではなく、みずみずしい張り出しはありながらも、 枯れた風合いのやや大振りな粒立ちが立体的に感じ取れ、じつに完成度の高い歪み感を持ちます。 それに加えてギター側のボリュームを絞ったり、ピッキングの強弱でクリーン、クランチまで歪みをコントロール出来るのも優秀。 常に現場主義で、プロギタリストのワンオフペダルに携わって来たキャリアを背景に持つブランドだけあって、 近年のトレンドの「アンプライクペダル」とは風格が違います。 そして実戦的なのが３EQバンド。 TREBLEとMIDがどちらも美味しいピークポイントになっており、目的に応じたトーンを瞬時に得ることが可能です。 MIDは太く且つ抜けるギタリスト誰もが欲しがる黄金の帯域。 TREBLEはシャープな切れ味のジリジリした高域の飛び出しや、shredmaster系の劈きも。 BASSは抜けなくなることはなく、ボトムの量感のみをコントロール。 このEQがかなりフレキシブルかつ有機的に機能するので、ヴィンテージマニアだけでなく、 線の細くないモダンな音作りをしたい若いギタリストにもツボにハマるセッティングが目白押し。 なんと、GAINと3EQをフルテンにしてもテンションコードが聞き取れる恐ろしい性能です。 80年代をリアルタイムで経験した玄人にも、モダンな耳の持ち主の若いギタリストにも、 どちらにとっても良い意味で強烈なインパクトを与えるであろう１台。