品物は、稚泊連絡船史です。全３７６ページとなります（付表を含めて）。
稚内と大泊（樺太の都市）を結んで、北方の開拓に貢献してきた稚泊航路は、１９４５年に廃止されました。２２年間の航海でした。目次は下記のとおりです。
序編 樺太第１編 稚泊航路第２編 連絡船第３編 航海第４編 輸送第５編 組織第６編 船員第７編 海難第８編 航路終局
特に第２編では、各連絡船（壱岐丸、亜庭丸、宗谷丸など）が就航した時代毎の詳述があります。序編では当時の樺太の鉄道、海上交通の事情について記されています。また、巻末には稚泊航路の年表についての記載があり、大変貴重な史料となっています。
確認した限りでは書き込みはありませんが、見落としの場合はご容赦ください。ケースに鉛筆書きの跡がありますが、本体に支障はありません。本体は開き癖もなく、経年の割に状態は良好ですが、品であることをご理解願います。